ペットのしつけ



 
こんなところでおしっこをするはずはない、と思うべからず
パートナー・ドッグに将来なるであろうあなたの選んだ子犬は、きっとどこでもかまわずおしっこをするであろう。しかし、おトイレはパートナー・ドッグになるためには必ず必要な第一歩のしつけとなる。
たとえば、ちょっとお友達と来るまでドライブをしていたとしよう。たまたまカラオケ・ボックスの横を通ってしまった。あなたはカラオケが大好きだ。でも、そこにはあなたの愛犬も一緒だとしたら、どうするだろう? 2時間だけ待っていてね、となるに違いない。そして、歌を歌い終わって上機嫌で車に戻った時、車のシートでおしっこがしてあったなんて事の無いよう、おトイレはしっかりしつけよう
こんなものはかまないだろう、と思うべからず
まさか、あなたがブランド志向だとしたら、特に注意が必要である。これは「噛んだらダメだよ」という人間特有の言葉を覚えるには少々時間がかかるためである。
又、「危険」という言葉を覚えるまでは、噛んだら危険と思われる物をあなたの将来のパートナー・ドッグの横には置くべきではない。消化しないようなものを食べてしまわないためにも、又、あなたのブランド物を守るためにもしつけをしよう
明日にはいい子になっているはず、などと思うべからず
昨日はいたずらを沢山して叱られたので今日はいい子にしておこう、と思う能力より、さっさと忘れて、何時散歩に連れて行ってくれるだろ?と飼い主の行動を探る能力の方がはるかに上である。
昨日叱ったばかりなのに、又今日も同じ事をするあなたの将来のパートナー・ドッグは明日も明るく同じいたずらをする事も覚えておこう
子犬の時期は短いと心得よ
待望の可愛い子犬は我が家にやってきて、何時までも可愛い子供のままでいて欲しいと願うことがある。しかし、子犬の時期は生後半年ぐらいである。その可愛い時期と、しつけをする時期が重なるために、どうしてもしつけることを後回しにしがち、という過ちを犯しやすい。
しかし、将来あなたのパートナー・ドッグになる予定のその子犬は、しつけとお遊びの中からコミュニケーションを取り、飼い主さんがどんな人かを伺っている。しつけを怠るなら、その子犬は子犬ながらに自分がわがままを許してもらえる飼い主に恵まれたと錯覚を起こすことになる
不必要におやつを与えるべからず
どうしたらおやつをくれるかということは、あなたの愛犬の方があなたよりよく知っている。ついついおやつを沢山あげてしまうなら、それは愛犬の方があなたより一枚上だと知れ。
飼い主さんの命令に従うときには、おやつをGet出来ると知るなら、しつけを楽しむようになる。しかし、何もしていないときに、尻尾をフリフリしておやつをおねだりされて、ついついおやつをあげているなら、それは愛犬に「尻尾フリフリでおやつをGet」というしつけをあなたがされたということだ
運動不足であるなら、今日からトレーニングをする必要があると心得よ
ダックスは以外に運動量が多い。出来るなら毎日十分な運動をさせる必要がある。しかし、愛犬の体力と自分の体力を比べたとき、ちょっと劣るか? と感じるなら、今日からトレーニングを始めて愛犬に負けない体力を作ることをお勧めする。散歩へ行って愛犬より先にへばるという姿はあまりかっこよくない。さっそうとパートナー・ドッグを連れて歩く自分の姿を想像し、トレーニングに励もう。
さらに付け加えるなら、散歩中に転んで怪我をした後では遅いとしっかり肝に銘じることである。散歩中に転んで顔面強打という経験を持つ私が言うのだから間違いはない。
初めての留守番のときには、「留守番ね。いい子でね」などと口走るべからず
その子の性格にもよるが「甘えん坊でねぇ~」と自分の将来のパートナー・ドッグを表現するときには特に注意が必要である。あまりに、大げさに「留守番をしてね」と愛犬に訴えるとかえって愛犬は「何だ? 一体自分を置いてどうする気だ?」と不安になる。さりげなく出かけてみよう。そして、家に戻るときにも「ただいま!!!!寂しかったね。一人で大丈夫だった?」などと声をかけ無いほうがよい。
外出から戻って家に入るとなぜか家の中が散らかっているとか、テーブルの上に置いておいたあなたの3時のおやつのケーキが消えていたとか、最悪の場合は生ゴミが散らかっていたなんてこともある。もちろん留守番をしていたのはあなたのパートナーだけ。わがパートナーは自分のおもちゃでしか遊ばないし、テーブルの上に乗ったことはない。まして生ゴミなどに近づいたこともない。一体誰だ?誰なんだ?
お尻が壊れるぐらいにしっぽを振りまくり、一人で寂しかったと甘えて表現するあなたのパートナーを見ると、そんな悪いことをするはずがないと思うだろう。しかし、そうなのだ。あなたのパートナーがしたのだ。
分離不安症といって、飼い主さんと離れると何かをしでかしてしまう。たとえ生ゴミが臭かろうと、テーブルの上のケーキが嫌いだろうと、何かしないと気がすまないというものなのだ。
こういう症状が出ないようにするには「飼い主様と少々離れていても、必ず私の元へ帰ってくる。だから安心して留守番をしていよう」という信頼関係が基本になる。もちろん、愛犬が留守番することを「あの子はしっかり留守番が出来るから大丈夫」と言えるなら、パートナー・ドッグに随分近づいている。
口やかましいそのクセは直すべし
愛犬は人間の言葉をいくつか理解するが、それは単語であることを知れ。
愛犬がちょっといたずらをして叱るとき、長々と説教をするかのように叱ることはすべきではない。出来るなら、目と目を合わせ「駄目」など、短い言葉を使うことをお勧めする。又、他のしつけやトレーニングの場合でも「いい?お座りっていうのはね、こうやってやるのよ。いい子だから直ぐに出来るようになるわよね? お隣のポチはね、直ぐに覚えたのよ。だからあなたも直ぐに覚えようね」と言っている間に、あなたの愛犬はそのトレーニングに飽きている。
又、してはいけないいたずらをしたとき「どうしてこういうことをするの? 昨日言ったばかりでしょ? も~本当に悪い子なんだから。これはね、かんだら駄目なのよ。いい子だからもう判ったわよね? きちんと覚えようね」と言っている間に、あなたの愛犬は自分のした悪いいたずらが何であったか忘れている。
一緒に遊んであげるなら、必ず勝つ気で望むべし
あまりに可愛いあなたの愛犬の姿を見ると、ついつい一緒にじゃれて遊ぶときもあるだろう。その場合でも決して手を抜かず、必ず勝つのだという勢いを持ってじゃれるべし。
人間の方があなたの愛犬より強いはずである。しかし、可愛さのあまり、わざと愛犬に負けたふりをしてしまいたくなる。特に、愛犬が勝った時は、嬉しそうに尻尾を振るのでそのしぐさを見たくなるかもしれない。しかし、犬は人間が持っているようなこざかしい計算というものを持ち合わせていない。愛犬にとって勝ちは勝ちである。しかし、なにより自分が一番強くなければいけない。自分のパートナーとして愛犬を連れているつもりが、愛犬のパートナーとして連れられるというハメに陥らないためにも、いつも強く優しく愛情たっぷりのリーダーになるべし。

愛犬と快適な生活を送るための基本は、愛犬が健康であるということだと思う。そして、私はトレーニングの「プロではない」という立場から言うなら、しつけとは、忍耐だと思う。子犬が我が家に始めてやってきて、そして自分とコミュニケーションが取れるようになるまでには、ある程度の時間を要するし、一度や2度で直ぐに何でも覚えるということも中々ない。しつけに苦労をしたとしても、あきらめずに忍耐強く続けるなら、必ずあなたの愛犬はそれに答えてくれる。その幸せをあなたにも感じて欲しい。もうすでに愛犬と一緒に暮らしていて、愛犬に問題があると悩みを抱えているなら、過去を振り返り、しつけをあきらめたのは自分ではないかと振り返ってみて欲しい。どんな子でも、きちんとしたリーダーを持つなら、素晴らしいパートナー・ドッグになれるのだから。そして、きちんとしたリーダーを持った子は「幸せ」という大きな宝を手に入れる。あなたの横で寝ている愛犬の顔を見て欲しい。きっと、ありったけの愛情を受けて幸せそうに眠っていることだろう

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運動不足はヘルニアの元
いわずと知れたヘルニアになりやすい犬種のダックスが、太ってしまうとどんなことになるか?
それは自分が太ったときのことを考えると一番判りやすい。階段を上るのがしんどい、走ることが出来ない、体が重い、挙句の果てに腰まで痛くなった、などの症状が出る。そこで、あなたはダイエットを決心する。しかし、あなたの愛犬は「最近太ってきたから、ちょっとダイエットすることにしたんだ」とはならない。すなわち、愛犬の体重の管理はあなたがする必要がある。
されど、過激な運動はヘルニアの元
もともと、ダックスはヘルニアになりやすいと言われている。軟骨形成異常の素因を持つ犬種ということらしい。つまり、人間でもヘルニアになりやすい人とそうでない人がいるので、ダックスはやはりヘルニアには注意を必要とする。詳しいことは専門家にお任せするとして・・・・・
基本的に、激しい運動はヘルニアを引き起こす要因となるし、滑りやすい床なども原因の一つに挙げられる。色々と気をつけていても、なってしまった場合もある。又、ひどいときには手術を必要とする。かつて恭平もヘルニアになったけれど、初期の段階で発見し治療をしたために、手術には至らなかった。さくらも、父親である恭平の遺伝子を持っているためか、恭平がヘルニアを発祥した同じ年齢にヘルニアになった。同じく手術には至らなかった。
予防という事もとても大切だが、ヘルニアの早期発見をすることもとても大切だと思う
歯磨きは長寿の元
私は歯磨きに関しては失敗をしたのだが、歯磨きはとても重要だと思う。人間でも長寿の人は歯が健康な人が多い。出来るなら、歯磨きを習慣付けることが望ましい。おじいちゃんになってもおいしいご飯を食べてもらおうではないか!!!!
いざ、ペットと泊まれるホテルへ!!!!おまけにレストランへも行こう!!!!
あなたの愛犬は、もうどこへ連れて行っても自慢が出来るほどのパートナーだ。そうなったら、皆に見てもらいたい。そこで、一緒に旅行へ行くもよし、レストランへ行くもよし。
しかし、人間の社会のルールを守り、他人に迷惑をかけない行動を心がけること。自分がルールを守って行動できるなら、愛犬はそれに従った行動を取ってくれる。結果として「素敵な飼い主さんと愛犬」となるに違いない
お友達を作ろう。一緒に遊ぼう、楽しもう
公園などで出会ったわんちゃんと一緒に遊ぶ姿はとても微笑ましい。うちのさくらやジュディーのように「他のわんちゃんが怖い」と思っていると、犬の世界も狭くなる。色々なわんちゃんと遊んで、楽しんで、そして飼い主さん同士もお友達になったりすることは、社交性を増すためにもとてもいいと思う。
ほかのわんちゃんと遊ぶ機会を作り、お友達を作って楽しい散歩をしよう

愛犬と一緒に過ごす時間は、楽しいほうがいい。その楽しいということの裏側には、飼い主との信頼関係、愛犬の社交性、健康状態などが隠れている。愛犬も社交的で健康で、飼い主に対して信頼を寄せているなら、あなたと過ごす時間は最高のものである。皆さんが、愛犬と共に健康で楽しい生活が出来る事を願っている

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まだ若い、と思ったときは老化の一歩
9歳以降は老年期という説が多い。しかし、平均寿命を14年とすると、7歳で人生の折り返し地点ということになる。平均寿命が16歳なら8歳が折り返し地点。それは、これから細胞が老化していくということでもあるのは誰もが知っている。しかし、知ってはいても認められない。
最近増えた目じりのしわ。パックをすれば直るはず。と思ったときは老化である。
愛犬も同じと心得よ。
老化現象であるはず、と思ったときは病気の一歩
あなたの愛犬が老化が始まったことを認めても、急な変化は病気のサインと心得よ。人間でも「最近食欲が急に減って。ほんとに年は取りたくないね」という時は病気を疑うところだ。老化とは徐々に進むもので、急な変化はやはり病気を疑うべし。
しかし、病気の早期発見のためには健康診断が一番。
あなたも老化が進んだ意外は健康に問題がない。最近おなかが出てきたが、これも老化現象のはずだ。しかし、念のために受けた健康診断でコレステロールが高いと言われてしまった。これはやばい。早々に食事のコントロールをして、運動をして、病気を予防するため頑張った。そして、努力の甲斐がありコレステロールは正常値に。あ~あの時健康診断を受けておいて良かったよ~。病気の予防にもなったし、第一今はとても快調なんだ。結果、健康診断を受けて良かった、となる。
あなたの愛犬も同じであると知れ

老化や病気は避けて通れない。犬は、寿命が人間より短い分、老化が始まるのも思ったより早い。その変化には普通の人は中々ついていけない。つい最近までやんちゃをしていたのに、とか、うちの子は健康だから、などと、どうしても自分の愛犬には甘い目を向けてしまいがちとなる。しかし、避けては通れない「老化」をしっかりと知ることが、健康で長生きの第一歩だと思っている。

それは、観察する目が出来るからである。老化を認められないと観察する目にも雲がかかる。その雲をなくしくっきりしっかり見ることで、病気の早期発見の目を養うことが出来る。

そして、くっきりはっきり見る目があっても隠れている病の種もある。その隠れた種の発見は健康診断の担当だ。

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犬のストレスを作るのは誰?
人間の場合、ストレスが病気の引き金になることは皆良く知っている。犬も同じでストレスが溜まると病気になりやすい。ならば、どうして可愛がっている愛犬にストレスが溜まってしまうのか?
外部の環境も大きく影響するのはもちろんだ。例えばあなただって家の屋根に穴が開いていて雨が降るたび雨漏りに悩まされればストレスになる。あなたが綺麗好きなのに家族が汚すことが平気だったりするとストレスが溜まるだろう。
しかし、それだけではなく買い物へ行って気に入った洋服を見つけたのにお財布がカラで指を咥えているだけだったとか、ケーキが好きなのにダイエット中で食べたらいけないとか、趣味があるのに忙しくて出来ないとか、そういうことで溜まるストレスの方がどちらかというとしんどい。
何が違うかというと、そこに要求があるかどうかなのだ。雨漏りは直せばいいし、ゴミも拾ったらいい。しかし、欲しいもの、食べたいもの、好きなことを我慢することはその要求が満たされないと強いストレスに変わる。
人は、多くの要求があるとストレスを感じる場面が多くなる。愛犬も同じで、人間が愛情だと思って色々な事を与えすぎるとそれが満たされない時に、ストレスを感じる。
可愛いからといって与えすぎはストレスの種を愛犬に与えることになりかねない。おもちゃが無くても、あなたと一緒に過ごす時間が最高だし、おやつだって何種類も与えなくてもあなたがそばにいて食事が出来るのが最高なのだ。しつけのごほうびとしてのおやつなら1種類あれば十分で「良い子だねぇ。可愛いねぇ」と良いながらもらったら最高に美味しいはずだ。減らすことでストレスも減る。増やすことでストレスも増える。与えすぎていないかチェックしてみよう。
もうひとつ、自分が明るく元気であることも大切。人間でもストレスを感じる場面のひとつに人間関係がある。会社での人間関係、近所とのお付き合い、など色々と気を使いいつの間にかストレスになっていたりする。犬の場合は、友達わんことの関係、近所のわんこと気が合わない、などという理由でストレスを感じることはほとんどない。何より飼い主と愛情あふれる生活をすることが一番なのだ。あなたがストレスがたまっていつも怒ってばかりいると、あなたのパートナーにもストレスは飛んでいく。笑顔で楽しくパートナーと生活しよう。
看護師、介護師を習え
愛犬が病気になったときには、看護をするのは自分である。介護が必要になた時、介護をするのは自分である。
人間が病気になったとき、治療に関しては医師にまかせ、必要があるなら入院をする。介護が必要になったとき、必要であれば介護施設に入居する。しかし、あなたの愛犬の主治医が腕が確かで任せられる獣医師であったとしても、人間が治療や入院をするときほど、体制は万全ではないし、自宅で療養する場合が多いと思う。治療は獣医師に任せたとしても、入院して看護師さんがやってくれることは自分でしていく必要がある。介護に関しても同じで、自分が介護をする必要がある。
汚れたものを始末したりすることはもちろん、病犬食を食べさせたり、寝たきりになったときには床ずれに気を配ったりする場合もある。自分が看護師、介護師の代わりになれるのが一番だ。
もちろん、治療に関しては信頼する獣医師に任せるが、世話の部分は頑張ろう。その前に、健康でいてくれるように、日ごろの健康管理は怠らないように。

病気になって看護をすることも、介護をすることも私たち人間の場合と基本は同じではないかと思う。私たち人間は医療が進歩し、医療施設も充実している。入院をすれば看護師さんが大抵のことをしてくれるし、介護もそうだと思う。しかし、まだ今のように医療が発達する前は、病気の人を自宅で世話したりすることはごく自然のことだった。自宅で亡くなられる場合もそれが普通であった。そういうことから反対に見逃されがちなことも出てきたと思う。それは、看護をしてもらうときに、一番安心できるのは家族であるということだ。

 又、患者さんも自身も自宅にいるのが一番安心が出来る。入院でしか出来ない治療もあるが、それを除いてはやはり自宅で家族が看護をするということは、ごく自然なことである。私は個人的に恭平の看護をして、父の病気の痛みがより深く理解できたようなきがする。

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多頭飼いで一番大切なことは、一番最初から家族になったあなたの愛犬を一番とすること
一人っ子で育ったあなたのパートナードッグは、一つの物を分け合うという習慣がついていない。特に飼い主さんの愛情が新しく家族になった愛犬に向けられるなんてことは考えもしてこなかったはずである。あなたのパートナードッグが「自分にも兄弟が欲しいんだ」と言ったなら別であるが、そんなことはまずないであろう。飼い主さんがきっと2匹目を飼いたいと考えたからだと思う。
あなたにも急に弟が出来たとしよう。親は知っているけれど、自分は何も知らなかった。そして今日から急に何でも半分ずつという生活だ。きっと不満を持つと思う。特にクリスマスのときにいつもだったら自分だけプレゼントをもらっていたのに、隣に座る弟も同じようにプレゼントをもらっている。そんな馬鹿な? とは思わないだろうか? 「せめて弟のほうが自分のプレゼントより小さかったら・・・・・・」とついついひがんでしまうことだって考えられる。
あなたのパートナードッグならなおさらだ。強く優しい愛情をたっぷり受けてきたのだから、兄弟が新しく出来たとしても「あなたが一番!!!!!」と判りやすくパートナードッグに示そう。
新しく兄弟になった愛犬は、この家に来たらもうすでに兄弟がいた、という状況には満足できるものである。

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無計画な生命を作るべきではない
あなたのパートナー・ドッグに子供が出来たら・・・・こんな素晴らしいことはない。言ってみれば愛犬の子供はあなたからすると孫になる。目の中に入れても痛くない、と表現するが本当にそうだ。もーなんとも言えず可愛い。
しかし、簡単に子供を作るということを考えるべきではない。それは、新しい生命を作る事を意味するからだ。ただ、単純にこの愛犬の子供が欲しい、とだけ思うならもう一度新しい生命の意味を考えてみよう。
そして、新しく誕生する生命に責任を持つということも少し考えてみよう。ペット・ショップがある程度の金額で引き取ってくれるというケースもあるが、必ず売れるとは限らないし、できるならdoor to door という形になるのを私は個人的に勧めたい。新しい家族の元へ旅立つのを見送るのは、悲しいことでもあるが、とても嬉しいことでもある。
妊娠おめでとう!!!健康な赤ちゃんを産んでもらうために、食べさせすぎに注意
待ちに待った妊娠出産だ。妊娠期間中は、お腹に赤ちゃんがいると言うことで沢山食べさせてしまいがちだが、太らせることは元より、お腹の中の赤ちゃんが大きく育ちすぎると、難産が予想される。沢山食べるのは出産後からで大丈夫である。もちろん今の食事の量と、栄養のバランスは獣医さんに相談し、必要とあらば量を増やしたり栄養素を見直した食事に変えることは必要だ。あくまで大げさに食べさせすぎないように
一に散歩。二に散歩
安産のためには、出産まで散歩を欠かさないこと。運動は安産に通じる。私は「出産予定日も散歩へ行くのですか?」と獣医さんに聞いた。すると「今では違うかもしれないが、昔は出産する日も働いていたんです。大事にしすぎたら難産になりますよ」と言われた。女性の獣医さんだが、出産の経験のない私は非常に納得をした
慌てるな、騒ぐな、興奮するな
これは、出産の時のあなたへの言葉である。
私は非常に慌てた。騒いだ。興奮した。破水をしかかったので、獣医さんに慌てて電話をし「大変です!!!」と騒いだ。おまけに赤ちゃんの頭が見え始めていたので非常に興奮した。すると「騒がないように。飼い主さんが騒ぐと、ジュディーちゃんが出産が大変なことだと思ってしまうので不安がります」と言われた。そして「必要以上に手出しをしないように」とも言われた。つまり人間が手伝ってしまうと、犬としての本能が薄れて子育てをしなくなる場合があるらしい。
この獣医さんのお陰で私は非常に落ち着きを取り戻し、興奮を抑えてジュディーのお産を見守った。ジュディーは物語り編に書いたように、私より落ち着いた母親振りを見せた。

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